鳥山明の『ドラゴンボール』は、1984年11月20日発売の週刊少年ジャンプ51号で始まり、1995年25号まで続いた漫画です。全519話、単行本42巻で完結し、のちに完全版34巻として刊行し直されました。7つ集めればどんな願いもかなう玉「ドラゴンボール」を探して、少年・孫悟空がブルマと旅に出るところが出発点です。前半は天下一武道会を軸にした冒険と格闘、後半は悟空が戦闘民族サイヤ人だと分かってからのフリーザ、セル、魔人ブウとの戦いが骨格になっています。単行本の累計発行部数は全世界で2億6000万部。2024年3月に日本経済新聞が報じた集英社の集計です。
韓国との縁も長い作品です。1989年12月14日、週刊漫画誌「IQジャンプ」が『ドラゴンボール』を正式にライセンス導入して連載を始め、同誌は1号あたり50万部という販売記録を作りました。日本漫画を正式ライセンスで輸入する市場がこの作品を機に開けたという評価もついて回ります。単行本はソウル文化社から42巻で刊行され、完全版34巻とフルカラー版32巻も同社から出ました。2009年時点で韓国国内の発行部数は2000万部を超えています。
2024年3月1日、鳥山明が急性硬膜下血腫で亡くなりました。68歳で、集英社やバード・スタジオなどが3月8日に公表しました。鳥山が生前に原作・ストーリー・キャラクターデザインを手がけ、制作に深く関わった作品が、40周年記念のテレビアニメ『ドラゴンボールDAIMA』です。東映アニメーション制作で、2024年10月11日から2025年2月28日までフジテレビ系で全20話が放送されました。韓国ではNetflixが10月14日から、トゥーニバースが10月19日から放送しています。
いまこの作品を改めて開く理由は、40周年の企画が2026年まで続いているからです。2024年10月10日発売のゲーム『ドラゴンボール Sparking! ZERO』は2024年末までに全世界500万本を売り上げ、シリーズのゲームで最速の記録を作りました。2025年11月14日には東京駅一番街に世界初の公式ストア「DRAGON BALL STORE TOKYO」が開店しています。40周年の締めくくりとして2026年1月25日に千葉・幕張メッセで開かれた「ドラゴンボール ゲンキダマツリ」では、鳥山のカラー原画や歴代アニメのアフレコ台本が展示され、ステージで新作2本が発表されました。ひとつは『ドラゴンボール超』宇宙サバイバル編の続きを描く新作アニメ『ドラゴンボール超 銀河パトロール』で、悟空とベジータが星喰いのモロと戦う物語です。放送時期はまだ発表されていません。もうひとつは既存の『ドラゴンボール超』に新規カットを加え、全カットを再撮影した『ドラゴンボール超 ビルス』で、2026年秋のフジテレビ放送が決まっています。
初めて読むなら1巻から順に読んでも負担はありません。序盤は冒険漫画に近く、サイヤ人編からアニメ『Z』として知られる物語が始まります。日本語は少年ジャンプ+で、英語版は集英社のMANGA Plusで読めます。(2026年8月21日時点)


