キム・カンビ(原作)とファン・ヨンチャン(作画)の『Sweet Home』(原題: 스위트홈)は、2017年10月12日から2020年7月2日までNAVERウェブトゥーンで連載されたクリーチャー作品です。クリーチャーものとは、怪物が登場するホラーの一分野を指します。主人公チャ・ヒョンスは、いじめで部屋に閉じこもっていた高校生。事故で家族全員を失い、古びたアパート「グリーンホーム」へ引っ越します。その直後、人が自分の欲望の形のままに怪物へ変わる現象が世界中で起こり、建物に閉じ込められた住民たちは、外の怪物と内側の不信のあいだで持ちこたえます。二人の作家による二作目の共作で、一作目は2014年から2016年まで連載された『Bastard』(原題: 후레자식)です。プロローグを含めて全141話、単行本はウィズダムハウスから全12巻。2021年5月27日に10巻から12巻が同時に出て完結しました。
この作品を世界に知らせたのは、2020年12月18日にNetflixで配信された全10話のシーズン1です。演出は『トッケビ』のイ・ウンボク監督、主演はソン・ガン(チャ・ヒョンス)、イ・ジヌク(ピョン・サンウク)、イ・シヨン(ソ・イギョン)、イ・ドヒョン(イ・ウニョク)、パク・ギュヨン(ユン・ジス)、コ・ミンシ(イ・ウニュ)。Netflixによれば米国のトップ10に入った初の韓国シリーズで、配信3日で8地域で1位、42地域でトップ10入りを果たしました。配信から4週間で、世界の2,200万の有料世帯が視聴しています。
Netflixは2022年6月15日、シーズン2とシーズン3の同時制作を確定しました。シーズン2は2023年12月1日、シーズン3は2024年7月19日にそれぞれ全8話で配信され、シーズン3が最終章です。3シーズン合わせて26話になります。原作がグリーンホームの中で物語を閉じるのに対し、ドラマはシーズン2からアパートの外の世界へ舞台を広げ、新しい人物を加えました。原作の読者とドラマの視聴者が、同じタイトルの下で別々の結末を覚えている理由です。
2026年8月現在、新シーズンや映画、スピンオフの映像化が確定したという発表はありません。ただ、原作の世界はウェブトゥーンの中で続きました。キム・カンビが原作を書き、ホンピルが作画した前日譚『Shotgun Boy』(原題: 엽총소년)が2021年2月にNAVERウェブトゥーンで始まり、怪物が現れる前の世界を描いています。英語版はWEBTOONで2018年1月から連載され、台湾では高宝出版が2022年1月に単行本全12巻を完結させました。
原作はNAVERウェブトゥーンで1話から読め、英語版はWEBTOON、日本語版はcomicoにあります。ドラマのシーズン1が原作に最も近いので、シーズン1だけ見た人は原作で残りの物語を読めば十分です。シーズン3まで見た人なら、原作の結末と見比べる楽しみがあります。(2026年8月21日時点)


