井上雄彦の『SLAM DUNK』は、1990年10月1日発売の週刊少年ジャンプ42号で始まり、1996年6月17日発売の27号で終わったバスケットボール漫画です。全276話。単行本は1991年2月の1巻から1996年10月の31巻まで刊行され、2001年から2002年にかけて完全版24巻、2018年には全カバーを描き下ろし、物語の節目ごとに巻を区切り直した新装再編版20巻が出ました。累計発行部数は全世界で1億8500万部以上、出版されている国と地域は30。映画の公式サイトが2024年10月に公表した数字です。筋立ては単純です。中学時代に50人の女子に振られた不良・桜木花道が、好きな女子のひと言でバスケ部に入り、初心者のまま全国大会まで走ります。

SLAM DUNKの表紙
作品の表紙 · AniList

韓国では1992年、週刊「少年チャンプ」で連載が始まりました。出版社は大元、現在の大元C.I.です。当時は舞台を韓国に移し、登場人物の名前も桜木はカン・ベコ、流川はソ・テウンといった韓国式に変えました。この名前はいまもそのまま使われています。単行本31巻に続いて2001年に完全版、2018年に新装再編版も大元C.I.から出ており、2023年1月時点で韓国だけで1450万部以上が売れています。テレビアニメは日本で1993年10月16日から1996年3月23日まで全101話が放送されました。

この作品を元の世代の外へ連れ出したのが、映画『THE FIRST SLAM DUNK』です。井上雄彦自身が監督と脚本を務め、原作最後の試合である山王工業戦を宮城リョータの視点で描き直し、2022年12月3日に日本で公開されました。日本の興行収入は最初の上映が終わった2023年8月時点で157億円、再上映を含めた2024年度時点で164.8億円。第46回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞を受けています。韓国では2023年1月4日に公開され、当時『君の名は。』を抜いて韓国公開の日本アニメ映画で興行1位に立ちました。累計観客数は488万人で、最終上映は公開からちょうど2年後の2025年1月4日でした。その後『すずめの戸締まり』が558万9000人、2025年11月には『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』が559万3000人で上回り、2025年11月時点では韓国公開の日本映画で3番目です。

いまこの作品を読む理由は、読み方が変わったからです。『SLAM DUNK』は連載終了後も長く紙の本だけでしたが、2025年6月2日に日本で初めて電子書籍が発売され、井上雄彦が自身のXで知らせました。韓国では2025年10月29日、Ridiが大元C.I.の新装再編版20巻を電子書籍として出しました。映画も繰り返し戻ってきています。日本では2025年10月13日から26日まで約120館で2週間限定の復活上映があり、IMAX61館は10月3日から先行しました。韓国では公開3周年に合わせ、2026年1月14日からCGVのIMAX、メガボックスのドルビーシネマ、ロッテシネマの特別音響館で限定上映がありました。2025年12月8日発売の週刊少年ジャンプ2026年2号には、井上と『SAKAMOTO DAYS』の鈴木祐斗の対談が載っています。続編について井上は、あるとも、ないとも言わないという立場で、2026年8月現在、確定した発表はありません。

映画を先に見た人なら、原作終盤の山王工業戦から開けば、映画が省いた場面がどこかすぐに分かります。初めてなら1巻からで問題ありません。序盤はコメディに近く、県大会が始まる中盤から試合の場面が長くなります。英語版はVIZ、韓国語版はRidiの電子書籍で読めます。(2026年8月21日時点)

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