芥見下々の『呪術廻戦』は2018年3月5日に週刊少年ジャンプで始まり、2024年9月30日の第272話で完結しました。単行本は30巻です。この世界の呪いは、人が流した負の感情が集まって形を得たもので、それを祓う仕事を呪術師が担います。
高校生の虎杖悠仁は学校に封印されていた特級呪物を飲み込み、自分の体に呪いの王を宿すことになります。死刑を猶予された状態で呪術高専に入り、伏黒恵・釘崎野薔薇とともに任務へ出て、教師の五条悟が彼らを教えます。戦いはおおむねルールの戦いです。術式ごとに発動条件と代償が決まっており、領域展開のように場そのものを自分のルールで覆う技が勝負を分けます。そのルールをどう破り、どう外すかが、この作品のアクションの解き方です。
人物が頻繁に、そして唐突に死ぬことでも語られます。勝利が約束されていないという感覚が最後まで保たれ、だからこそ結末をめぐる議論が長く続きました。全30巻で完結しているので、今読めばその議論の始まりから終わりまでを一度に追えます。



