田村由美の『BASARA』は1990年9月から1998年6月まで連載され、全107話・27巻で完結しました。文明が滅びた遠い未来の日本が舞台で、国は四人の王が分けて治めています。ある村に運命の子が生まれるという予言があり、人々は双子のうち男児であるタタラをその子と見なしていました。
タタラが殺されたあと、妹の更紗は髪を切り、兄の名を代わりに名乗ります。更紗が抵抗軍を集めて南へ向かうあいだ、旅の途中で偶然出会い心を通わせた相手は、実は自分を追う赤の王・朱理でした。互いの正体を知らないまま近づいていく一方で、それぞれの陣営では相手を討たねばならない状況が長く続きます。
蜂起を率いる物語でありながら、国を何として建て直すのかを問い続けるため、戦闘より人を説き、組織する場面が多くなります。全27巻で完結しています。



