『はじめの一歩』は1989年に講談社『週刊少年マガジン』で連載が始まったボクシング漫画です。いじめられていた高校生の幕之内一歩が、たまたま通りかかったプロボクサーの鷹村守に助けられ、そのまま鴨川ボクシングジムへ足を踏み入れるところから物語が始まります。作者の森川ジョージさんはデビュー以来、この一作だけを描き続けてきました。最新話は2026年3月5日発売のマガジン14号に載ったRound.1515で、単行本は2026年1月16日に145巻が出ています。

『はじめの一歩』のコミックス表紙
原作漫画の表紙 · AniList

37年続いた連載なので、まず数字が目に入ります。累計発行部数は138巻が出た2023年7月に1億部を超えました。1991年には第15回講談社漫画賞の少年部門を受賞しています。テレビアニメは三期あり、マッドハウス制作の第1期が2000年10月から2002年3月まで全76話、第2期『New Challenger』が2009年に全26話、第3期『Rising』が2013年10月から2014年3月まで全25話でした。第3期の終了から12年が経ちましたが、新シリーズの発表はまだありません。

いま最大の話題は休載です。2025年12月29日発売のマガジン2026年4・5合併号が休載を告知しましたが、理由も再開時期も示されませんでした。年が明けた3月には、森川ジョージさんが自身のXで入院したことを伝え、回復に専念すると書いています。1か月ほどで戻れそうだという言葉も添えられていました。マガジン18号は5月20日発売の25号を再開予定号として案内しつつ、作者の体調を見て編集部が判断すると但し書きをつけています。2026年8月21日の時点で、連載再開を告げる公式発表は確認できません。

145巻に入っているのはRound.1506までで、1507話から1515話は単行本未収録です。連載分はマガポケとコミックDAYS、英語版はK MANGAで読めます。1500話超という分量に身構えるなら、最初の6巻だけでもこの漫画が何を描いているかは伝わります。対戦相手の事情や練習の過程に試合と同じだけの紙幅を割く作りなので、勝敗そのものより準備の時間を面白がる人に向いています。再開を待つあいだに、積んだ巻を消化しておくのは悪くない過ごし方です。(2026年8月21日時点)

幕之内一歩のキャラクター画
主人公の幕之内一歩 · AniList
鷹村守のキャラクター画
一歩をボクシングに引き込んだ先輩、鷹村守 · AniList
鴨川源二のキャラクター画
鴨川ボクシングジムの会長、鴨川源二 · AniList
宮田一郎のキャラクター画
一歩の最初の相手であり好敵手、宮田一郎 · AniList