空知英秋の『銀魂』は2003年12月8日に週刊少年ジャンプで始まり、2019年6月20日の第709話で完結しました。単行本は77巻です。舞台は空から来た天人が実権を握り、廃刀令の敷かれた江戸ですが、この設定は真面目な時代劇とまったく関係のないギャグを同じ誌面に置くための装置に近いものです。
主人公の坂田銀時は万事屋を構え、雑事を引き受けて暮らしています。多くの話は時事風刺、パロディ、下ネタで回り、人物たちは自分が漫画の中にいることをたびたび口にします。そして数巻に一度、銀時が刀を握っていた時代と、守れなかった人たちの方へ話が移り、そのときは笑いを完全に消したまま進みます。この落差を15年保ったことがこの作品の特徴です。
振れ幅が大きいぶん、どこから読めばよいかを尋ねられることが多い作品ですが、ギャグ回はどこから開いてもよく、長編は順に読むほうがよいでしょう。全77巻で完結し、アニメーションと実写映画も続きました。



