2026年3月25日、少年ジャンプ+に232話が掲載され、『チェンソーマン』第二部が完結しました。次回が最終回という告知はほとんど前触れなく出され、完結巻となる24巻は6月4日に発売されています。
始まりは借金でした。主人公のデンジは父の残した借金でヤクザに引き取られ、悪魔を狩って返済しています。犬の姿をした悪魔ポチタと二人暮らしで、食事は食パン、望みはそこにジャムを塗ることくらいです。やがて裏切られて殺され、ポチタと融合して胸からスターターを生やした存在としてよみがえります。
この作品が独特なのは、主人公の望みが小さいところです。世界を救うという言葉は出てきません。デンジが欲しいのは、うまい飯と眠りと、誰かに触れることだけです。その小さな願いが公安の組織と悪魔のあいだで踏みつぶされ続けるので、派手なアクションのわりに後味は苦く残ります。
掲載の経路も変わっています。第一部は2018年12月から2020年12月まで週刊少年ジャンプ本誌で97話まで、第二部は2022年7月から無料アプリの少年ジャンプ+に場所を移して続きました。紙の雑誌で始まり、ウェブで終わった連載です。
評価は早い段階からついています。『このマンガがすごい!』2021年オトコ編1位、第66回小学館漫画賞少年向け部門、2021年と2022年のハーヴェイ賞最優秀漫画部門を受賞しました。
映像化はMAPPAが担当しています。テレビアニメ第1期は2022年10月12日から全12話、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は2025年9月19日に公開されました。原作を読み終えた人が第二部の結末をアニメで見るには、まだ数年かかります。



