長いあいだ胸にしまっていた想いを、陽太は美姫に伝えました。美姫は悩みながらも、その告白を断ります。10月1日に始まったTVアニメ『氷の城壁』第2期は、そこから物語をつなぎます。美姫を心配して声をかけた湊は、話を聞くうちに、小雪への自分の気持ちに自信が持てなくなっていきます。小雪も陽太から告白の顛末を聞き、美姫と話をしようとします。ところが、その場には偶然、湊と陽太が居合わせていました。
主人公の氷川小雪は、人付き合いが苦手で、他人との間についつい壁を作ってしまう高校生です。中学時代の出来事を引きずって高校でもひとりで過ごしていた小雪に、誰とでもすぐ打ち解ける雨宮湊が遠慮なく近づいてきます。そこに小雪の幼なじみで学校一の人気者である安曇美姫と、おおらかで優しいバスケ部の日野陽太が加わり、4人の高校生活が転がり始めます。大きな事件が起きる作品ではありません。言葉をひとつ選ぶのにためらう一瞬が、少しずつ積み重なっていきます。第1期が4人の距離が縮まるまでを描いたとすれば、第2期は縮まったあとに生まれた気持ちを描きます。
9月14日に公開された第2期の第2弾PVは、後輩の栗木桃香の心の声から始まります。桃香はこれまで小雪に抱いてきた思いを率直に打ち明け、湊に想いを告げる場面も映ります。小雪、湊、桃香の3人の関係が変わっていくことを予感させる映像です。オープニングテーマはTHE BEAT GARDENの「エスコート」、エンディングテーマはSuperflyの「花蔭」です。
阿賀沢紅茶がこの作品を描き始めたのは2017年11月、マンガアプリ「XOY」での不定期連載でした。XOYのサービス終了に伴ってLINEマンガ インディーズへ移り、2018年には「集英社少女マンガグランプリ powered by LINE マンガ インディーズ」で特別賞を受けています。LINEマンガでの公式連載は2020年1月に始まりました。もともとはスマートフォンで縦にスクロールして読む形式で、集英社のジャンプ コミックスとして単行本にまとめ直され、2023年7月の第1巻から2025年2月の第14巻で完結しています。第2期の主題歌発表によると、LINEマンガの累計閲覧数は1.9億回を突破し(2026年4月時点)、コミックスの累計発行部数は電子版を含めて300万部を超えました(2026年8月末時点)。
第1期は今年4月2日から7月2日まで、TBS系とAT-Xで全14話が放送されました。監督はまんきゅう、シリーズ構成は中西やすひろ、キャラクターデザインは荻野美希、アニメーション制作はスタジオKAIです。小雪役は永瀬アンナ、湊役は千葉翔也、美姫役は和泉風花、陽太役は猪股慧士が務めます。
第2期は毎週木曜よる11時56分からTBS系28局で全国同時放送され、AT-Xでは10月4日から毎週日曜よる10時30分に放送されます。配信は10月2日からNetflixで先行し、ほかのサービスでも10月9日から順次始まります。アニメが原作のどこまでを描くかは、まだ公式には発表されていません。先が気になるなら、少年ジャンプ+で原作を読めます。韓国ではNAVER WEBTOONが『얼음 성벽』のタイトルで毎週金曜に新しい話を配信していて、韓国のNetflixでも第1期と第2期を見ることができます。
展覧会も開かれます。「氷の城壁展」は東京・渋谷モディで11月28日から12月13日まで開催され、大阪・なんばマルイでは2027年2月6日から21日まで続きます。



