チュ・ホミンの『神と共に』(原題: 신과함께)は、2010年1月8日から2012年8月29日までNAVERウェブトゥーンで連載されたウェブトゥーンです。冥界編78話、現世編68話、神話編66話、あわせて212話で完結し、単行本は冥界編3巻・現世編2巻・神話編3巻の全8巻です。冥界編は、ごく普通の会社員キム・ジャホンが死んだあと、49日間にわたって冥界の十人の王の前で順に裁かれていく物語です。骨格になっているのは仏教の十王信仰、つまり人が死ぬと十人の王が生前の罪をひとつずつ裁くという考え方です。冥界の弁護士チン・ギハンがジャホンを弁護し、死者を迎えに来る使者カンニム・ヘウォンメク・ドクチュンがその道行きに付き添います。現世編は、再開発で取り壊される家に住む祖父と孫を守ろうとする家の神々の話で、神話編は冥界の神々と使者たちがどうやって今の座に就いたのかを描きます。

連載中からすでに多くの賞を受けました。冥界編は2010年の読者漫画大賞オンライン漫画賞、2011年の富川漫画大賞優秀ストーリー漫画賞と大韓民国コンテンツアワード漫画大賞・大統領賞を受賞しています。日本では2011年から2014年までスクウェア・エニックスの『ヤングガンガン』で、三輪ヨシユキの作画によるリメイク版『神と一緒に』が連載され、単行本は全4巻で完結しました。舞台にもなっています。ソウル芸術団の創作ミュージカル『神と共に_冥界編』は2015年に初演され、2017年・2018年・2023年に再演。『神と共に_現世編』は2019年6月にLGアートセンターで初演されました。

この作品を国民的ウェブトゥーンにしたのは映画です。キム・ヨンファ監督の『神と共に 第一章:罪と罰』は2017年12月20日に公開され、1,441万4,658人を動員。続く『神と共に 第二章:因と縁』は2018年8月1日に公開され、1,227万8,010人を記録しました。第二章が8月14日に1,000万人を超えた時点で、韓国映画史上初めて、同じシリーズの2作がともに1,000万人を超える「双千万」映画になりました。2作は同時に撮影されています。ハ・ジョンウが使者カンニム、チャ・テヒョンがキム・ジャホン、チュ・ジフンがヘウォンメク、キム・ヒャンギがドクチュンを演じました。映画は原作の弁護士チン・ギハンを削り、その役割をカンニムに統合するなど構造を大きく変えているので、映画しか知らない人にはウェブトゥーンがほとんど別の物語のように読めます。

いま改めて手に取る理由は第3作です。第3作と第4作は第二章の公開直後から予告されており、2018年12月にはド・ギョンスの出演決定とともに2021年公開という目標が伝えられました。その後コロナ禍で日程がずれ込み、チュ・ホミンは2022年12月に自身のYouTubeで「最初から作り直して準備している状況」だと話しています。最新の情報は2025年8月のものです。製作者のウォン・ドンヨン(リアライズ・ピクチャーズ代表)が「来年末に第3作を撮影する計画」で、「できればハ・ジョンウとまた組みたい」と明かしました。キム・ヨンファ監督が脚本家たちと5年かけて準備してきたこと、第3作は原作が描いた冥界・現世・神話編のその後の新しい物語になることも説明されています。ただし2026年8月現在、撮影開始や公開時期が確定したという発表はありません。

原作はNAVERウェブトゥーンで第1話から読めます。映画を先に見た人は冥界編から読み始めて、映画が何を変えたのかを見比べるのが面白いでしょう。第二章が取り入れた家の神々の話は現世編にあります。(2026年8月21日時点)