『ワンパンマン』は原作のONEさんと作画の村田雄介さんによるアクションコメディです。始まりは2009年7月3日、ONEさんが自身のサイトに載せていたウェブ漫画でした。それを村田雄介さんが描き直したリメイク版が2012年6月14日に集英社のウェブ漫画媒体「となりのヤングジャンプ」で連載を開始し、書店に並ぶ単行本はこちらの版です。主人公のサイタマは趣味でヒーローをやっている男で、相手が誰であろうと一発で終わってしまうため、戦いに何の手応えも感じられなくなっています。強くなる過程ではなく、強くなりきった人の退屈から笑いを引き出す構造です。
二つの版の関係は誤解されがちです。リメイク版は続きではなく、同じ話をもう一度描いたものです。同じ出来事を扱いながら展開が分かれる箇所があり、両方を読む人もいます。村田雄介さんは『アイシールド21』の作画を担当していた方なので、粗い線が週刊誌の密度に置き換わる落差そのものが、この作品が注目された理由の一つでした。
数字で見るとこうなります。単行本は2026年7月3日に37巻が発売されました。アニメの公式発表によれば、紙と電子を合わせた累計発行部数は2026年3月時点で3,600万部です。英語版はVIZ Mediaが、韓国語版は大元シーアイが刊行しています。
アニメは2015年10月、マッドハウス制作の第1期から始まりました。2019年4月にJ.C.STAFFが引き継いで第2期を作り、第3期も同じスタジオが担当しています。第3期の前半12話は2025年10月12日から12月29日まで放送され、最終話の直後に後半の2027年放送が発表されました。第1期放送10周年の締めくくりとして、展示「ワンパンマン展」が2026年6月26日から7月20日まで東京・池袋のサンシャイン60展望台で開かれました。
日本語の原文はとなりのヤングジャンプ、英語版はVIZ、中国語版はビリビリ漫画で読めます。後半の放送まで1年以上あるので、アニメが止まった先が気になる方には原作に追いつく時間があります。勝敗が気になって読むバトル漫画を探している方には向きません。勝つと分かっている人の周りで起きる騒ぎのほうが面白いと思えるかどうか、1巻で判断できます。(2026年8月21日時点)


