尾田栄一郎の『ONE PIECE』は、1997年7月22日発売の「週刊少年ジャンプ」34号で始まった漫画です。ゴムゴムの実を食べて体が伸びるようになった代わりに泳げなくなった少年、モンキー・D・ルフィが、それでも海賊王を目指して船を出します。航海士のナミ、剣士のロロノア・ゾロ、考古学者のニコ・ロビンと、行く先々で仲間が増えていく構成です。単行本は2026年7月3日発売の115巻が最新で、第1179話までを収めています。雑誌のほうは2026年8月10日発売の37・38合併号に載った第1190話まで進みました。
2026年3月4日、114巻の発売に合わせて、コミックスの全世界累計発行部数が6億部を突破したと発表されました。内訳は国内が4億5000万部以上、海外が1億5000万部以上です。5億部を超えた2022年8月には「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」のギネス世界記録を自ら更新しています。今回の6億部には、少し変わった企画がついていました。尾田がONE PIECEとルフィの真相を紙に書き、上半分だけをその日の新聞広告に載せ、答えの書かれた下半分は宝箱に封じて海底へ沈めたのです。引き上げるのは物語が完結したときだといいます。
最終章は2022年7月25日発売の「週刊少年ジャンプ」34号から始まりました。尾田は当時の直筆コメントで、今まで隠してきたこの世界の謎を全部描いていくと書いています。それから4年たった2026年8月も、物語は巨人の島エルバフにとどまり、世界政府の頂点にいるイムと麦わらの一味がぶつかる場面が続いています。完結時期は一度も告知されていません。テレビアニメはエッグヘッド編を2025年12月28日放送分で終え、1月から3月まで制作の充電期間を置いたうえで、2026年4月5日にフジテレビ系でエルバフ編を始めました。今回は原作1話をアニメ1話にする作りで、2026年の放送は最大26話、総集編は挟まない予定です。
Netflixの実写ドラマは、シーズン2(サブタイトルは「Into the Grand Line」)を2026年3月10日に全8話一斉配信しました。ローグタウンからリヴァース・マウンテン、ウイスキーピーク、リトルガーデンを経てドラム島までが今回の範囲です。ネフェルタリ・ビビ役にチャリトラ・チャンドラン、クロコダイル役にジョー・マンガニエロ、ニコ・ロビン役にレラ・アボワ、Dr.くれは役にケイティ・サガル、トニートニー・チョッパーの声にミカエラ・フーヴァーが加わりました。配信4日間の視聴数は1680万で、NetflixのグローバルTV部門1位に入っています。ただしシーズン1の同じ4日間は1850万で、そこは下回りました。シーズン3はシーズン2の配信前、2025年8月のONE PIECE DAYに決まり、同年11月から南アフリカのケープタウンで撮影に入り、2026年4月7日にタイトル「The Battle of Alabasta」と2027年配信が発表されています。日付はまだ出ていません。
日本語版は少年ジャンプ+で、英語版の最新話は集英社のMANGA Plusで読めます。115巻を1巻から追うのはさすがに量があるので、実写から入った人はシーズン2が止まった先、アラバスタ編のあたりから原作に移るという入り方もあります。いま動いている話に追いつきたいなら、原作1話を1話でやるアニメのエルバフ編のほうが負担は軽いはずです。最終章があと何年続くのかは、作者も公には言っていません。(2026年8月21日時点)


