堀越耕平の『僕のヒーローアカデミア』は2014年7月7日に週刊少年ジャンプで始まり、2024年8月5日の第432話で完結しました。単行本は42巻です。人口の大半が個性と呼ばれる能力を持って生まれる世界が舞台で、ヒーローは職業であり、免許も順位も事務所もあります。
緑谷出久はその世界に無個性で生まれました。最強のヒーローであるオールマイトが彼を見出し、自分の力を継がせるところから物語が動きますが、受け継いだ力は最初のうち体が耐えられず、使うたびに自分が壊れます。この作品が繰り返し問うのは、ヒーローとは何をする人かということです。救助と戦闘のどちらが先か、名を上げることと人を助けることがどこでずれるのかが、学校から事務所へ、社会へと広がっていきます。
敵側の人物にも同じ社会が生んだ事情が与えられているため、後半になるほど敵を倒す話より、敵がなぜ生まれるのかを扱う話に近づきます。完結まで42巻、アニメーションシリーズと劇場版も続きました。



