『薫る花は凛と咲く』は三香見サカさんが2021年10月から講談社「マガジンポケット」で連載している漫画です。舞台は塀一枚を挟んだ二つの学校。成績も評判もよくない男子校・千鳥高校と、裕福な家の子女が通う名門・桔梗女子。両校の間にある感情は、長いこと良くありませんでした。
主人公の紬凛太郎は千鳥の2年生です。顔つきが怖いので人からは避けられますが、中身は静かで気配りのできる少年。ある日、彼がアルバイトするケーキ店に桔梗女子の和栗薫子が客としてやってきます。互いにどちらの学校の生徒か知らないまま始まった関係で、それを知ったあとどう向き合うかが物語の芯になります。
この作品が支持される理由は、「誤解される側」の描き方にあります。偏見を悪役一人のせいにせず、学校という集団が人を会う前に判定してしまう仕組みを落ち着いて見せる。周囲の人物にもそれぞれの事情があり、関係が単純な陣営分けに流れません。
2025年12月時点で累計発行部数は1000万部を超えました。アニメはCloverWorks制作で2025年7月5日から放送され、原作1〜6巻の内容が描かれました。
