三浦建太郎さんの『ベルセルク』は、1989年に白泉社の月刊誌『月刊アニマルハウス』で始まり、1992年に創刊された隔週刊誌『ヤングアニマル』へ移って続いてきたダークファンタジーです。ダークファンタジーとは、中世風の世界を舞台にしながら、暴力や喪失を省かずに描く作品を指します。主人公は身の丈ほどの大剣を背負う剣士ガッツで、かつて身を置いた傭兵団「鷹の団」とその団長グリフィスがもう一方の軸になります。コミックスは2025年8月29日発売の43巻まで刊行され、この時点で電子版を含む全世界累計7000万部の突破が発表されました。
三浦建太郎さんは2021年5月6日、急性大動脈解離のため54歳で逝去されました。白泉社ヤングアニマル編集部が同年5月20日に発表しています。ご本人が描いた分は2021年12月24日発売の41巻までです。連載は2022年6月24日発売のヤングアニマル13号から再開し、クレジットは「原作・三浦建太郎、漫画・スタジオ我画、監修・森恒二」に変わりました。スタジオ我画は三浦さんのもとで働いていたアシスタントによる制作集団で、森恒二さんは三浦さんと長年の付き合いがある漫画家です。
新体制で最初のコミックスは、2023年9月29日発売の42巻でした。発売日にコミックナタリーへ寄せたコメントで、森恒二さんは「ここから先は三浦不在のベルセルクです」と記しています。次の43巻が出るまでには約2年かかりました。現在の連載は決まった周期がなく、数話がまとまって載ったあと、しばらく間が空く形で進んでいます。
2026年の状況も同じ形でした。398話が2025年9月12日発売号に載ったあと9か月更新がなく、2026年6月12日、6月26日、7月10日の三号にわたって399話から401話が連続で掲載されました。三回ともカラーページでの掲載です。白泉社は6月の再開に合わせ、42巻収録分までを48時間限定で無料公開しました。44巻の発売日は、2026年8月21日時点で発表されていません。
最新話はヤングアニマルWebで読めます。待つと無料で読める話数も用意されているので、これまでの流れを追い直すこともできます。ピッコマやマンガParkでも配信されています。全43巻という分量は初めて手に取る人には長く感じられますが、ガッツが鷹の団に加わり、そこを離れるまでを描いた「黄金時代篇」だけでもひとつの物語として完結します。最新話をその都度追いたい方は、掲載がまとめて来る形であることを踏まえて待つのがよさそうです。(2026年8月21日時点)


