御花見たんぽぽはごく普通の高校生ですが、誰にも言えない友だちが一人います。幼いころからそばにいた影の怪人、シェイドです。この世界で怪人は人間の敵で、魔法少女はその怪人と戦う側にいます。そんなたんぽぽに、魔法少女にならないかという打診が届きます。守られるのは、もうやめた。第1巻の紹介文にあるこの一行が、作品の向きを決めています。
水帆かえるが小学館の少女漫画誌「Sho-Comi」2024年18号(8月20日発売)から連載中で、単行本の第1巻が出たのは2025年4月25日でした。その間、VIZ Mediaは2024年10月からVIZ Mangaで英語の同時連載を始めていたので、英語圏の読者は日本で単行本が出る半年前から新しい話を読んでいたことになります。英語版の単行本はShojo Beatレーベルから出ており、第3巻が9月1日に発売されました。第3巻の紹介文では、新しい魔法少女ピオニーがダンデライオンとシェイドとともに映画館の怪人たちに立ち向かい、シェイドと暗い過去を共有する怪人アイスが物陰から見ているとされています。
Sho-Comiの公式ページは本作を「ネオ・ダークファンタジー」と呼んでいます。魔法少女が怪人を倒す話ではなく、敵であるはずの二人がバディを組んで愛する人のために戦う、光と影の物語という説明です。VIZの作者紹介によれば、水帆かえるは神奈川県生まれで、東京工芸大学マンガ学科の16期卒業生、2018年3月にSho-Comi掲載の「さよならリフレイン」でデビューしました。
国内では2026年8月26日に第5巻が出ました。紹介文は、劇場での死闘から数日後、人間には目もくれず魔法少女だけを襲う怪人が現れたという知らせとともに、二人が謎に満ちた孤島へ向かうと告げています。「魔法少女狩り」の正体を追う新章「冠蔓島編」の始まりです。
英語ではVIZ Mangaに新しい話が上がり、日本語ではSho-Comi公式サイトと小学館のフラワーコミックスのサイトで読めます。フラコミチャンネルには第1巻の発売に合わせて作られたPVが公開されています。



