三浦糀さんの『アオのハコ』が、2026年7月13日発売の週刊少年ジャンプ33号に掲載された第250話「このハコに」で完結しました。連載開始は2021年4月ですから、まる5年の連載でした。最終28巻は2026年12月4日に発売予定です。

物語の出発点はとても小さな場所です。バドミントン部の猪股大喜は、毎朝同じ体育館でバスケ部の先輩・鹿野千夏と練習しています。片想いの相手です。その千夏が、両親の海外赴任をきっかけに大喜の家で暮らすことになります。同居という設定は使いようによっては軽くなりますが、この作品はそこに寄りかかりませんでした。二人とも全国を本気で狙っていて、その積み重ねの中で関係が動いていきます。

チア部の蝶野雛が絡む感情の線も、誰かを悪者にしません。誰が誰を好きかという話だけでなく、それぞれが自分の競技でどこまで行けるかを同じ重さで描いています。スポーツと恋愛のどちらも譲らずに最後まで走り切った、珍しい作品でした。

アニメは第1期をテレコム・アニメーションフィルムが手がけ、2024年10月から全25話が放送されました。第2期は2026年10月4日スタートです。今のうちに原作を読み進めておくと、続きがぐっと楽しくなります。